SSブログ
宮廷女官チャングムの誓い(大長今) ブログトップ
前の10件 | 次の10件

40~42話:燃え上がるチャングムとミン・ジョンホの恋、報われぬクミョンの哀れな願いに涙、ヨンセンが従四品の淑媛に! [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

疫病だとして捨てられた村にヨルイの企みで残されたチャングム。
救出に向かったミン・ジョンホが炎が燃え盛るからチャングムを救い出し、抱えたまま村から
脱出する。ジョンホが語りかける「ソ女官、目を覚まして下さい
」。叫ぶ。
目が覚めたチャングムが言う。
「戻ってきて下さりありがとうございます」。抱擁する2人。
お互いの大切さを知り、尊敬し合う、愛を確信する重要な場面となった。
ここで言うチャングムの最初の「コマスミダ」が可愛い。その次に、もう1度言うけど、そこでは、
「コマスムニダ」と少し台詞な感じがして、最初の「コマスミダ」がたまらなく可愛かった。
再び村に戻り、疫病の原因を究明する。宮中に戻り、疫病でないと報告する。
「食中毒」だったのだ。病気になった野菜を食べての食中毒。
442407_20080311122849_1.jpg
チェ尚宮が野菜で食中毒など有り得ないと言い張り、自ら食べて食中毒になる場面が続く。
その治療に現われたのがチャングムだった。敵が目の前にいる。殺せるツボだって知っている。
チェ尚宮に鍼を刺す場面はこちらも緊張してしまった。
また、副御使の身分から同副承旨に昇格し、内医院の副提調にも就任したのがミン・ジョンホ。
チョン・ユンス内医正はどうやってもチャングムを追い出したいのに、そうさせない展開。
チャングムは、医女の中でシンビしか味方がいなかった内医院で最強の後ろ盾を得た。
ヨルイは、チェ尚宮から、薬剤店の権利書と引き換えにチェ尚宮側に完全に付くよう命令を受ける。

面倒な人間関係に振り回されている中、嬉しいニュースが。
イ特別尚宮(ヨンセン)が、懐妊したのだ。
ミン尚宮とチャンイを側(至密尚宮と焼厨房)に置くことを決めるヨンセン。ヨンロに命令するのだけ
ど、少し可愛さがあって、威張ってないところがいい。
そして、チャングムが登場。様子がおかしいチャングム。
「礼をお受け取り下さい」と言う。
442413_20080310123534_1.jpg

続きを読む


nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:動画

37~39話:ヨルイとクミョンの嫉妬の結託、内医正の裏切り、チャングムの母への想い。 [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

大妃様が薬も治療も拒まれた。
王への不信感があるようで・・・、なんだか子供っぽいて可愛い。
チャングムがここで一肌脱ぐ。無礼にもなぞなぞを仕掛けるのだ。
医女見習いの身分で大妃殿という場で、このなぞなぞを仕掛ける勇気。
なぞなぞが解ければ、チャングムに罰を与え、解けなければ、治療を受けるという取引。
「その方は古くからの食医でした。また、その方は一家の奴婢のようでもあり、あらゆる辛い仕事
をしました。しかし、家族全員の師匠でもありました。その方が生きている間は、この世は山でし
たが、亡くなると、この世は海に沈んだという伝説があります。どなかたのことかお答え下さい。」

続きを読む


nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:動画

34~36話:やはり、泣いた、この場面。シン・イクピル教授だ。新たな敵ヨルィとの遭遇。チェ一族との再会。 [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

やはり、泣いてしまった。2度目なんだけど、いや2度目どころか何度も繰り返し見たのに。
チャングムが医女として、宮中の内医院に配属されることが決まり、
シン・イクピル教授とチャングムの2人が寄り添ってゆっくりと歩く映像。
その映像の美しさ。素晴らしき師弟関係を感じる場面だ。

シン・イクピル教授(パク・ウンス)の深みのある演技が素晴らしい。
この34~36話は、前回にも書いていますので、

こちらをご覧下さい。

チェ一族が慌てる。クミョンがヨンロ(スバル尚宮)を諭し、チャングムの強かさを
語る。チャングムがクミョンに放つ一言が怖かった。怒りに燃えた言葉。
クミョン「チャングムなの?」
チャングム「残念ですが、チャングムです。」「最高尚宮になられたんですね。
お祝い申し上げます。嬉しいですか?幸せですか?その座の為に大切なもの
を捨てたんですから、幸せであることを望みます。」
これまでとは違う、強く逞しくなったチャングム。復讐心を感じる遭遇。
そして、ヨンセンやミン尚宮、チャンイとも再会。こちらは喜びの再会となった。
見ているこちらも笑みをうかべずにはいられず、嬉しくなる再会場面だった。
440256_20080222164828_1.jpg 440274_20080222173008_1.jpg 440303_20080225113245_1.jpg
宮中では、王妃様が流産後、ずっと体調が悪く、内医院は対応に追われた。
チャングムも先輩ヨルィと共に脈診を行うのだが、意見相違が見られる。
チャングムの診断が勝つのだけど、善き先輩に見えたヨルイの二面性、
悪の顔にびびる!
チャングム宮中凱旋は、内医院での人間関係を考慮しつつ、クミョンを
はじめとするチェ一族へ向けられる。
爽快な48話を迎える為に、ひたすら突き進む。 
nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:動画

31~33話:医女・大長今の序章。ハン尚宮が導いた運命。医者としての資質とは何か。倭寇が面白いぞ。 [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

済州島に倭寇が襲撃。韓国人のなまりがあるけど日本語が聞ける31話。
このチャングムに出てくる韓国人演じる日本人を客観的に見ると、笑えるのはなぜだろうね。
僕だけか?みんな、この倭寇、笑えるでしょ????
イントネーションがおかしいからか、キャラクターか、命令の仕方か???
さて、チャングムにまたも試練が訪れる。
倭寇の島首が病にかかり、
「お前が治療しなければ、ここにいる民を1人ずつ全員殺す」と脅されるのだ。
まだ鍼を打ったことがないチャングムは拒むのだが、民を犠牲にはできない。
和将のお腹に鍼を打った。
試験体になった師匠・チャンドクの身体を傷付けてしまい、鍼を持てず、打てなくなっていた
チャングムを突き動かしたのは、民を救いたいという想いと、たまたま訪ねに来てくれた
トックおじさんを救いたいという想いからだった。
ところが、敵の武将を治した罪で義禁府へ連行されるオチまで付いてきた。

真実が明かされ、無罪放免になるものの、
上の人間というのは、自らの出世や手柄に目がないものだなぁと呆れてしまう。
会社なんかでもそうだもんね。人の手柄を褒めることは稀だ。
人の行いを否定することを得意とする人の方が多いのかも。
手柄でも立てようものなら、その行いを握り潰すか、自らの助言や貢献も加味して上に
脚色するところを実社会で見てきた。
そのままのこと。人の出世欲とは恐ろしい。
自分が優れている感」こそ心の支えなのかもしれないね。

漢陽では、内医院へ復帰したウンベクと久々の再会を果たす。
ウンベクは、チャングムが復讐心から医術を施すことを再度戒めた。

32話では、霊感鋭い子供の病気を治し、褒美にハン尚宮様の墓を作ってもらえることに
なり喜んだ。そこで、都で医女試験があることを聞き、医女試験を受けることになる。

ここで、試験官のウンベクがチャングムに改めて問う。
「お前の敵が診療に来た。敵を助けるか?」
これから先のキーワード。敵との再会が近付いているように聞こえた。
チャングムは、「まだ決めかねています」と回答するのだ。

33話は、僕がチョン最高尚宮に次いで大好きなシン・イクピル教授(パク・ウンス)が登場
する。チャングムに対し、「必ず落としてやる」、「医院としての品性に欠ける」と厳しく、
辛く当たるところが初めは腹立たしく思うのだけど、次回34話で、それが感涙に変わる。
落ちこぼれ感が漂うシンビがまたいい!
チャングムが医女試験の訓育生の中で極めて優秀のように見えるのだが、
シンビなくして、そのうぬぼれに気付くことはなかっただろう。シンビなくして、シン教授の
言う「医員の恐れ」や「謙虚さ」というものの本質にチャングムはきっと気付けなかった。
時々、僕も、自らの判断や自らの知識を「絶対だ」と信じて疑わないことがある。
もし、間違っていたら?大事な決断を下す時、今一度考えてみよう。
医員にとって、誤診は人を傷付ける。殺めることだってあるかもしれない。
シン・イクピル教授の過去が次回明かされる。


nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:動画

28話~30話:再会と新たな出会い。済州島から始まる医女・大長今の物語。その序章。 [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

済州島で逃げ出してばかりのチャングム。
ミン・ジョンホに知らされた真実。
医女・チャンドクとの出会い。
28話は、こんなところから始まる。ハン尚宮が亡くなり、希望が見えないチャングム。
新たな出会いと、ジョンホ様との再会がチャングムの心を楽にさせ、そして希望を抱かせる。
29話では、チャンドクと水軍の隠れた作業を知り、遂には宮中に戻る手段を見つける。
チャンドクの病人への優しい気持ちが現われている場面で重要。
「水がいかに重要か」を説くのだ。病は、予防するもの。食で治すのが基本。
貧乏人に薬は買えない。
医女としての考えと方針を明確に持ち、医術に臨んでいることが分かる。
30話では、あのウンベクが久々に登場。ここで登場するところが、この脚本のすごさだ。
懐かしい再会は、第7話でチャングムが希望を捨てなかった多軒栽での出来事が
ここで効いてくる。
物語は、
「怒りか医術か?」に焦点をあて、チャンドクが抱える過去がリンクされて問題の重さを
考えさせられる。怒りで鍼は持てない。しかし、医官である前に人間だ。
医術と復讐の両方を成し遂げられるのか。新たな師が、正式に誕生した瞬間だった。

一方、宮中では、ヨンセンが賜恩(王と寝ること)を受け、特別尚宮となった。また、
クミョンは、ハン尚宮やチョン最高尚宮が料理を教えていた方法でチェ一族の後継者
サリョンを訓育している。それを目の当たりにし、怒りに燃えるチェ最高尚宮がたまらない。
クミョンが静かに語る。Apnaの名曲と共に。クミョンの影にApnaの曲がよく似合う。
チェ尚宮が権力にこだわるのに対し、クミョンは権力よりも富よりも大事なものを
チャングムやハン尚宮やチョン最高尚宮から密かに学んでいたようだ。
この台詞のやり取りは10回以上見た。
「チェ尚宮様は負けました。」「料理に賭ける情熱で負けました。」
「私は水刺間で一番の女官になります。」
チェ最高尚宮は応えて曰くー
「今、この座に居る者が勝者だ。これまでの歴代の尚宮様を超える大きな権力と
富を得てみせる。誰もが黙って従うように。権力があればそもそも競合など必要なかったのだ。」
「ミン・ジョンホは済州島へチャングムを追いかけて行った。
お前になど振り向きもしない。そもそも許されないのだぞ。」

クミョンが静かにチェ一族に反旗を翻しているのが伺え、ミン・ジョンホを想う気持ちに
泣けてしょうがない。登場人物の中で、一番感情移入しやすい。何が正しいのか、
何が悪いのかを見極めていて、チェ最高尚宮に従いつつも、裏では反旗を翻している。
難しい立場だ。

だけど、よく分かる。僕も営業マン時代に、営業でコンビだった東京の母からこんなことを
言われた。
『「はいはい」と聞いて、裏で違うことを、自分が正しいと思うことをすればいい。』
人間関係に不器用だった僕には、大きな助言だった。そっか!言われた通りに動いている
と見せかけ、先輩を立て、実際は自分が営業上、正しいと思う行動をする。
こうすることで、先輩を否定しないで済む。人生の先輩から学ぶことは多かった。
  
残念ながら、今の職場で学ぶべき存在が不在だ。
今日は、心を密かに開いている総務の女の人に抱える問題を聞いてもらった。
今の職場は、前職より、はるかにマシだが、人間関係はいろいろある。
知ってしまうことで発言がし難くなる。部長への不信感が募る事件が起きた。
僕の怒りは収まらない。このような人間が部長でいいのか?
うやむやには出来ないために、いやいや、うやむやにさせないために、戦いを仕掛けた。
部にいながら、部に非ず。今の僕は、いや3年間、転職して長いものに巻かれたまま。


nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:動画

25~27話:涙のクライマックス。許されぬ陰謀。奇跡と悪夢。火種を消すということ。究極の片想い。これで前半の部は終了。 [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

運命。こんなに素敵な運命があるものなのかー。
ハン尚宮とチャングムがお互いの真実を知り、抱き合う場面。チャングムがハン尚宮を見つめて
「ママニム」と涙をこぼしながら語る一言がたまらない。
このシーンは、ヤン・ミギョン(ハン尚宮)さんが必要以上に号泣をされたそうで、
何度かイ・ビュンフン監督がNGを出したらしい。本当に、このシーンは何度見ても泣ける。
その後に、ミョンイのことを嬉しそうに話すハン尚宮と母のことを嬉しそうに話すチャングムの
姿がまたいい。こちらまで笑いが止まらず、嬉しさで胸がいっぱいになる。

しかし、全てがチェ一族にもバレ、チャングムの身の危険を感じたハン尚宮は、
チェ尚宮を太平館へ派遣し、危機を回避しようとするのだが、陰謀を企む人間を相手に、
素人が勝てるはずがないー。
束の間の、至福の喜びは、すぐに悪夢を呼ぶものなのか?
  

事は起こった。これからのドラマの主軸になる「硫黄アヒル事件」。奴婢のホンまでを利用し、
中宗王の病の原因を水刺間に押し付ける内医院と食医。原因が分からないことを聞きつけた
チェ・パンスルは、医官を唆し、水刺間に全責任を負わすことを企む。
これに、更に趙光祖にも罪を着せることを絡めることで、オ・ギョモ勢力が保身に走る。
大きな勢力を、いや邪魔な勢力を完全に消すということ。
さもなければ、残った火種は燃え上がる。
チェ尚宮は語る。
クミョンに曰く、「火種は完全に始末しなければならない。」
ハン尚宮に曰く、「ミョンイは私にとって怖れなの。」

チェ一族は、ミン・ジョンホまで処分したかったが、クミョンが心の内を明かしたことで、
ややこしくなる。
クミョンの片想いは苦しくも美しい。好きに理由がなく、他の人では代替できない
恋の苦悩をホン・リナが完璧に演じている。
「ジョンホ様まで私から取り上げるのであれば、この足で義禁府へ行きます」と、
一族を脅すのだ。ここで「Apna」のテーマ曲が流れ、静かに部屋で座るクミョンが映される。
この演出がまたたまらない。視聴者が見たいものを正確に魅せる。それ以上の演出だろう。
また、チェ尚宮が兄に言う。「兄上に女官の気持ちは分からないでしょう」という台詞が絶妙。
チェ・パンスルは、バカ笑いした後、クミョンの気持ちを汲み、ターゲットを変える・・・。
実は、この一族、悪い奴等だけど、身内には情がある。優しい一面をこれまでに何度も
見てきた。

ハン尚宮とチャングムは大逆罪で済州島への流刑処分になる。
ヨンセン、チャンイ、ミン尚宮が見送る中、チェ尚宮とクミョンも静かに2人を見送る。
2人の目にも涙。悪いことなんてしたくなくても、一族の為にしなければならない苦痛。
チェ尚宮は、「死を選んだのはあなた。私に逆らい、権力に逆らった。生きる機会はあった。
ミョンイも同じ。これ以上私にこんなことをさせないで。静かに逝って。」と牢でハン尚宮に
冷たく語った。苦しみの度合いは違うが
悪事に手を染めなければならない理由がある者
vs,不正と叩くという任務を背負ったチョン最高尚宮の志を受け継ぐ者
の激突という構図。
光と影。明と暗。
チョン最高尚宮がハン尚宮へ送った最後の言葉を思い出す。
「宮中は常に人で賑わっているが、華やかな宮中の中は孤独だった。」
宮中という言葉は現代の都会を表しているようだ。
「寂しさに耐え切れず嫉妬深くなるのかもしれない。」

チャングムを生かすために、ウソの自白をし、ムチ打ちで体力の限界だったハン尚宮は、
大親友だったミョンイの娘チャングムの背中で息を引き取った。
「私は先に宮中に戻ってるわ。チャングム、必ず宮中に戻って。侘びはそこで言うわ。」
チョン最高尚宮からの志を受け継いだハン最高尚宮のあまりにも悲しい死。
「悲」のテーマ曲と済州島への船までの道をスローモーションにし、ハン尚宮を背負い
歩くチャングムと一行のシルエット映像演出が涙を誘う。

前半の部は、ここで終了。水刺間での大長今は終わり、
いよいよ実在の人物、医女・大長今を本格的に描き始める。
そして、チャングムとミン・ジョンホの格好いい理想のラブストーリーが静かに動き出す。


nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:動画

22~24話:時には師を諭すのも必要、そして運命の巡り合せ。 [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

物語は、大きく動く。
チョン最高尚宮が終に息を引き取った。チャングムに、「お前がお守り。自ら逃げ出さないよう
ハン尚宮を助けておやり」と遺言を残す。チャングムが「はい」と答えると、「安心した」と言葉を
残し、そのまま亡くなる。回想は何度見ても泣ける。チャングムとチョン最高尚宮の秘密。
泣くチャングムに近付きヨンセンと共に傍に座らせ昔話を聞かせたり、チャングムに料理を
させないハン尚宮の方針を理解させた上でこっそり料理を作らせたり。
まだ最高尚宮になる前に、見習いに歌を聞かせ、醤庫で静かに暮らしていた。
ミン尚宮が「提調尚宮がお呼びです。最高尚宮に任命されるのでは」と言われると、
「そんな面倒なもの、お前がおやり」と返すあたりが面白い。
回想シーンだけで10回くらい見直した。演出の巧さとヨ・ウンゲさんの演技が素晴らしい。

ハン尚宮は、箋民の出という身分。チェ尚宮は他の尚宮達を操作し、
皆でハン尚宮の最高尚宮就任を不適とし、職務放棄という陰謀を企てる。
最高尚宮という立場でありながら、誰も指図に従わないという窮地。いきなりハン尚宮は
難題を迎えることになった。
見て欲しいのは、この場面。
自ら職を辞そうとしていたハン尚宮に対し、チャングムが諭すところだ。
「ハン尚宮様は最高尚宮になってまだ何もしていません。」
心を動かされたハン尚宮は再競合を大妃様に申し出る。
尊敬する師であっても、時には下の者が上の者を諭すことが必要だということを教えられる。

そして、24話、ついに、運命が明かされる。
先に情報を掴んだのは、チェ尚宮だった。水刺間での出納調査が行われ、ヨンロが
チャングムの部屋から盗んできた一冊の本に挟まっていた料理日誌集。
思い出したかのように、「ミョンイだ」とクミョンに語る。一族の保身の為に、
自らが濡れ衣を着せ殺した同期のミョンイ。その娘が、チャングム。
一方、チャングムは柿酢から母の親友を見つけ出す。
何度見ても涙無しでは見られない運命のイタズラ。喜び。人の縁。
2人が駆け寄って来る。見つめ合う2人。チャングムとハン尚宮。
息を整え見つめ合う。2人の嬉しくて喜びいっぱい!満面の笑みでエンディング。

見て欲しいのは、クミョンの脅迫。愛するミン・ジョンホがオ・ギョモやチェ・パンスルの
不正を調査している。不愉快に思っているオ・ギョモは、流刑処分にしようと考える。
クミョンは、ミン・ジョンホとチャングムの交流をネタに、
「私の一言でどうにでもなります。この件からはお引き下さい。」と脅迫する。
これは、クミョンの考えた愛するミン・ジョンホが宮中から追い出されない為の作戦。
「もし、調査を止めるのだとすれば、それはチャングムの為でしょうけど」と、
心の中で語る言葉が印象に残った。
クミョンの一途な恋が美しい。片想いの苦しさと美しさ。
チャングム(イ・ヨンエ)の圧倒的な輝きとは対照的に影に徹するクミョン(ホン・リナ)が
たまらなく好きだ。

nice!(1)  コメント(3) 
共通テーマ:動画

19~21話:運命を賭けた戦いの行く末 [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

チェ一族vs,チョン最高尚宮の争い。いよいよクライマックスだ。
パク提調尚宮(女官長)までもがチェ一族に加担している状態。隔離されたチョン最高尚宮が
服用し続けた薬はパク提調尚宮が調達していたものだった。具合が悪化していくチョン最高
尚宮は真実を突き止め、パク提調尚宮に宮中への復帰を要望。復帰させなければ、全てを
打ち明けると迫る。動揺するパク尚宮の演技が見ものだ。
物語は、次期水刺間最高尚宮を決める競合へと引き戻され、課題ではなかったものの、
明国の正史相手の接待(食事)が大妃様に高く評価されたハン尚宮が勝者とされた。
次で全てが決まる。
最終決戦。戦いの場は、大妃様の誕生祝の場とされた。課題は、最高の料理。
最高尚宮の座を巡る運命を賭けた戦いが始まる。

ところが、またも陰謀が。
チェ尚宮が必ず勝たねばならない。兄で宮中の食材の全てを請け負っているチェ・パンスルは、
ハン尚宮を拉致する計画を企てる。更に、ヨンロにまで手を回し、ハン尚宮が用意した食材の
保管庫に動物を入れるというとんでもないことをしでかす。
非常に腹立たしいのだが、チェ一族の兄弟愛が見える部分。
この一族、自らの利益ばかりを考えているのだが、一族に向ける情は優しい。
チェ尚宮が知ったら料理に集中できなくなるからとの理由で、秘密裏に陰謀を実行する。

チャングムとヨンセンの2人vs,チェ尚宮の料理対決が開催される運びとなる。
ここで注目したいのが、クミョンだ。ハン尚宮不在で料理対決など有り得ないと反対する
上の人間に対し、ハン尚宮代行チャングムを認める発言をする。

心の中で言う。
「私同様、チャングムの傷付く姿が見たいのよ」と。
この台詞、すごく分かる。
想いを寄せている人間がチャングムを見ている。それを知った私の傷と同じ傷をチャングム
も負って欲しいと。それを見たい。傷付く姿が見たいと。なんだか同調できる場面。
ライバルが傷付く姿を見たい。自分が負った心の傷のように、貴方も味わうべきだ。

そのチャングムは、ハン尚宮が戻らなくて心配で怯えるヨンセンに
「怖くても、前に進むしかない時がある。今がその時よ。」
と言って、勇気付ける。
2人の厚い信頼関係を象徴する場面が描かれている。


2品続けて料理を出したところ、連敗。
料理の腕は一枚も二枚も上のチェ尚宮。さすがに勝てない。
ところが、
母が親友と作った柿酢を使い母への想いを料理で表現したチャングム。
これで、料理に勢いがつき、終には、チェ尚宮に勝利した。
奇跡の結末。野いちごの味こそ最高の料理と答えるチャングム。
王は、その理由を聞き、感動する。「朝鮮一の水刺間の女官だ」と言う始末。

拉致されたハン尚宮もギリギリ間に合ったが、料理は作らなかった。


いよいよ、感涙の世代交代。
21話の感想はこちらをクリックして読んで下さい。


nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:動画

16~18話:師の怒りと陰謀の序章 [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

ハン尚宮が怒る。その静かな怒りは15話の後半から少し出ていた。
チャングムがより良い食材を求めて奔走する。しかし、競合の課題は、「民が食べているもの」で
且つ「捨てられるもの」で何か作るということだった。
それを忘れ、高級な食材を選んできたこと。
「味を描く才能が仇になった。」
と。チャングムには語るが、本心は、
「状況に流されず、平常心を保たなければならないこと」を伝えたかったようだ。
宮中では生き抜くために、脅迫や懐柔、大金で勢力争いを仕掛けられることがあるからだ。
チャングムを戒める為か、ハン尚宮はチャングムを王の保母尚宮が療養するお寺へ派遣。
そこで、チャングムは当たり前のことを思い出す。
チャングムは保母尚宮が食べたいという米を小細工して作るのだが、受け入れてもらえなかった。
涙を流して保母尚宮が食べたのは住職が手間隙かけて作った米だった。これだ。棺に入れて下
さいと懇願された米は、「真心と汗」で作られたものだった。
秘訣ばかりに気をとられ、原点を忘れてしまったチャングムへの戒め。
何か特別な技術を持つと忘れてしまう原点。慢心や過度の自信は、最大の敵かもしれない。
     自暴自棄になったチャングムを見つめるジョンホ様の眼差しがいい。
チャングムとジョンホ様を見つめるクミョンの眼差しもまた好きだ。光り輝くチャングムとは
対照的に思い通りにならない運命を背負うクミョンの影がたまらない。
効果的な音楽が
観る者の感情を煽る。恋のトライアングルが始まった。

物話は、チェ尚宮を代行最高尚宮に指名するというとんでもない陰謀が幕を開ける。
歴代の最高尚宮だけが持つことの許された秘伝の書物をチェ尚宮が隠し持っていたことが
発覚。慌てるチェ尚宮。宮中に蔓延する疫病。疫病患者を外に出すようにとの王命が下る。
腎臓が悪く、膝が悪くなったチョン最高尚宮を宮中の疫病患者と共に追い出した。
パク女官長とチェ一族には喜びこの上ないたまらない事態となった宮中での疫病蔓延。

ジョンホ様への想いを断ち切る為にか、クミョンは変貌する。拒み続けた一族への加担。
根回しに奔走する。非常にインテリな一面を伺わせる場面でもある。
     
チェ代行最高尚宮は、ハン尚宮とチャングムを明の使臣の接待へと太平館へ送った。
粗相の許されない明使節団への接待。世継ぎを決める重要な場。
ハン尚宮とチャングムは、糖尿病を患う明の使節を思い、使節の嫌いな野菜料理を献上。
怒りを買う。5日間、食べて体調が良くならなければ明のやり方で処罰すると宣告される。
ハン尚宮は監禁され、チャングムが全てを背負った。
それに乗じたチェ尚宮とクミョンは史上最高の中国料理を用意し、止めを刺しにいく。
厳罰が下るのかー。不安なチャングムの顔で終了。

状況に流されず、いかなる時も平常心を保つ。言葉で言うのは簡単だが、これは難しい。
常時、冷静に今の自分が置かれている状況を把握するということ。
職(食)への信念。
報われない恋の虚しさと美しさ。
光と影。

早くも18話まで終了。


nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:動画

13~15話:仲間を思いやるということ [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

クミョンの様子がおかしい。ヨンロから、ハン尚宮がチャングムにどんな指導をしているかを
聞き出すと、こっそりその方法で料理の練習をする。
師匠であり、叔母であるチェ尚宮をこの時点で見切っていることが伺える。
使えない上司、話にならない上司、バカな上司、合わない上司は、どこかで見切らなければ
ならない。上にいるから素晴らしいということはないのだ。尊敬は強制してしてもらうものでは
なく、自然と信頼され尊敬されている状態が素晴らしいのだ。
前職時代には、先輩だからという理由だけで、尊敬の強制を求めてきた人間が多くいたが、
相手にせず見切った経験が自分にもあるから、このあたりの感情はよく分かる。

物語は、次期水刺間最高尚宮を決める料理の競合戦(チェ尚宮vs,ハン尚宮)へと動き出した。
味覚の戻らないチャングムに、ハン尚宮は上級女官として自らの助手を要請。それを拒む
チャングムに「味を描く才能があること」を伝え、味覚なくして料理を作れるよう訓練を始める。
チェ尚宮のスパイになったヨンロは、クミョンにそれを伝え、何も知らないクミョンはそれを
真似たのだ。

医書を読み明かし、ミン・ジョンホに慰められながら、味覚を取り戻すに至る。
頼りになったのが、ウンベクだ。
多栽軒で蜂の針の効能を研究し始めたウンベクがチャングムの味覚を救った。
そうだ、またもやここでウンベク登場。チャングムから味覚が戻ったことを聞くと大喜び。
チャングムは、ウンベクに手料理を振舞った。ウンベクに尽くすチャングムの姿が好きだ。
こういうのもなんか分かるのだ(自分の経験から)。

一方、チェ尚宮は、チャングムの味覚が戻ったことを知らず、チャングムの追放を要求する。
赤っ恥をかいたチェ尚宮演じるキョン・ミリの動揺が見物だ。こういう意地悪を仕掛けて
くる人は必ずいる。

物語は、少しずつ、ミン・ジョンホとチャングムのラブストーリーを動かしにかかる。
親友のヨンセンからのヒントを元に、お礼と共に夜食をジョンホに渡すチャングム。
自信を失ったクミョンもジョンホを訪ねる。料理とは、人が喜ぶ顔を想像して作るもの
という助言で勇気付けられる。少し前にチャングムがジョンホに言ったことなのだが。
いよいよ三角関係が動き出す。

チョン最高尚宮は、皆を集めて諭した。
「チャングムは自らの危険を顧みずに元子様の麻痺の原因を調べて味覚を失った。
料理人として料理がどう作用するかを調べるのは重要なこと。水刺間に味覚のない者
がいてはならぬが、苦楽を共にする仲間としてチャングムを慰めるべきだった。
だが、苦しむチャングムを追い出そうとしたことを皆が反省せねばならない。
今日は部屋に戻ったらチャングムのためにごちそうを振舞おうではないか」

本格的な競合は、これから。まずは、チャングムの慢心からハン尚宮が負ける。
負けた理由をハン尚宮が大妃様に言うところで、15話が終わる。

なんでこんなに面白いのだろう。愛して止まない物語だ。


nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:動画
前の10件 | 次の10件 宮廷女官チャングムの誓い(大長今) ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。