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31~33話:医女・大長今の序章。ハン尚宮が導いた運命。医者としての資質とは何か。倭寇が面白いぞ。 [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

済州島に倭寇が襲撃。韓国人のなまりがあるけど日本語が聞ける31話。
このチャングムに出てくる韓国人演じる日本人を客観的に見ると、笑えるのはなぜだろうね。
僕だけか?みんな、この倭寇、笑えるでしょ????
イントネーションがおかしいからか、キャラクターか、命令の仕方か???
さて、チャングムにまたも試練が訪れる。
倭寇の島首が病にかかり、
「お前が治療しなければ、ここにいる民を1人ずつ全員殺す」と脅されるのだ。
まだ鍼を打ったことがないチャングムは拒むのだが、民を犠牲にはできない。
和将のお腹に鍼を打った。
試験体になった師匠・チャンドクの身体を傷付けてしまい、鍼を持てず、打てなくなっていた
チャングムを突き動かしたのは、民を救いたいという想いと、たまたま訪ねに来てくれた
トックおじさんを救いたいという想いからだった。
ところが、敵の武将を治した罪で義禁府へ連行されるオチまで付いてきた。

真実が明かされ、無罪放免になるものの、
上の人間というのは、自らの出世や手柄に目がないものだなぁと呆れてしまう。
会社なんかでもそうだもんね。人の手柄を褒めることは稀だ。
人の行いを否定することを得意とする人の方が多いのかも。
手柄でも立てようものなら、その行いを握り潰すか、自らの助言や貢献も加味して上に
脚色するところを実社会で見てきた。
そのままのこと。人の出世欲とは恐ろしい。
自分が優れている感」こそ心の支えなのかもしれないね。

漢陽では、内医院へ復帰したウンベクと久々の再会を果たす。
ウンベクは、チャングムが復讐心から医術を施すことを再度戒めた。

32話では、霊感鋭い子供の病気を治し、褒美にハン尚宮様の墓を作ってもらえることに
なり喜んだ。そこで、都で医女試験があることを聞き、医女試験を受けることになる。

ここで、試験官のウンベクがチャングムに改めて問う。
「お前の敵が診療に来た。敵を助けるか?」
これから先のキーワード。敵との再会が近付いているように聞こえた。
チャングムは、「まだ決めかねています」と回答するのだ。

33話は、僕がチョン最高尚宮に次いで大好きなシン・イクピル教授(パク・ウンス)が登場
する。チャングムに対し、「必ず落としてやる」、「医院としての品性に欠ける」と厳しく、
辛く当たるところが初めは腹立たしく思うのだけど、次回34話で、それが感涙に変わる。
落ちこぼれ感が漂うシンビがまたいい!
チャングムが医女試験の訓育生の中で極めて優秀のように見えるのだが、
シンビなくして、そのうぬぼれに気付くことはなかっただろう。シンビなくして、シン教授の
言う「医員の恐れ」や「謙虚さ」というものの本質にチャングムはきっと気付けなかった。
時々、僕も、自らの判断や自らの知識を「絶対だ」と信じて疑わないことがある。
もし、間違っていたら?大事な決断を下す時、今一度考えてみよう。
医員にとって、誤診は人を傷付ける。殺めることだってあるかもしれない。
シン・イクピル教授の過去が次回明かされる。


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葵ママ

私も、あの倭寇さん達の日本語には笑いました。最初は気付かなかったんですよね、吹き替え版を観てて。でも、DVDに焼く際、「韓国語の音声教材に使えるかも」と思って字幕はないけど韓国語バージョンを作成したんです。で、「ああ、ちゃんと日本語のところも吹き替えてたんだね」と(笑)。そして日本語字幕付き完全版(すなわちノーカット)を観てもう大爆笑。トックさんの頓珍漢日本語教室がまた可笑しい。でもまあ、「ティファニーで朝食を」に出てくる日本人よりは遥かにマシだと思いません?

一緒に観てた旦那は、「ちょっと、衣装の時代考証がおかしくないか?これ、どっちかっていうと幕末っぽい」と言ってました。確かになぁ・・・なんか新撰組もどきな衣装もあったような。

それはともかく、ウンベク医務官の問いはシビアですね。さてチャングムがどう答えるかとドキドキしてました。多分、「決めかねてる」と正直に言ったのが良かったのでしょう。

うちの息子もイクピル医務官ファンです。でもあの人、元々はチャングムみたくかなりな秀才タイプだったんじゃないでしょうか。それこそ、自信に満ちあふれていて。誤診で人を死なせてしまったことから、一皮剥けたような気がします。そうでなければ、シンビみたいな落ちこぼれタイプ、容赦なく不可つけまくってたんじゃないかな。

現在の日本では、かなり偏差値が高いか家がお金持ちでないと医者にはなれません。イクピル様の「医者は聡明な人間より、深みのある人間がやるべきなのだ」というお言葉には深く頷いてしまいました。仕事柄、「俺は医者だから、頭が良いから偉いのだ」と思いこみ、患者に対しても周囲のスタッフに対しても、傲慢に振る舞う医者を何人も見てきました。たまたま同じ病院に勤めていた外科の医局長が、「私どもはどちらかというと頭より手を使う仕事ですからね。薬のことは、手術絡みでも無い限り詳しくは知らないのですよ。もし、処方箋で何かおかしなところがあったらご遠慮なく指摘してくださいね」と我々薬剤師に言ってくれたときなど、「なんて素晴らしい人だっ」と感動したくらいです。

シンビみたいな人も医者になれる・・・そういう環境になるといいんですが。
by 葵ママ (2008-02-27 20:36) 

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