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19~21話:運命を賭けた戦いの行く末 [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

チェ一族vs,チョン最高尚宮の争い。いよいよクライマックスだ。
パク提調尚宮(女官長)までもがチェ一族に加担している状態。隔離されたチョン最高尚宮が
服用し続けた薬はパク提調尚宮が調達していたものだった。具合が悪化していくチョン最高
尚宮は真実を突き止め、パク提調尚宮に宮中への復帰を要望。復帰させなければ、全てを
打ち明けると迫る。動揺するパク尚宮の演技が見ものだ。
物語は、次期水刺間最高尚宮を決める競合へと引き戻され、課題ではなかったものの、
明国の正史相手の接待(食事)が大妃様に高く評価されたハン尚宮が勝者とされた。
次で全てが決まる。
最終決戦。戦いの場は、大妃様の誕生祝の場とされた。課題は、最高の料理。
最高尚宮の座を巡る運命を賭けた戦いが始まる。

ところが、またも陰謀が。
チェ尚宮が必ず勝たねばならない。兄で宮中の食材の全てを請け負っているチェ・パンスルは、
ハン尚宮を拉致する計画を企てる。更に、ヨンロにまで手を回し、ハン尚宮が用意した食材の
保管庫に動物を入れるというとんでもないことをしでかす。
非常に腹立たしいのだが、チェ一族の兄弟愛が見える部分。
この一族、自らの利益ばかりを考えているのだが、一族に向ける情は優しい。
チェ尚宮が知ったら料理に集中できなくなるからとの理由で、秘密裏に陰謀を実行する。

チャングムとヨンセンの2人vs,チェ尚宮の料理対決が開催される運びとなる。
ここで注目したいのが、クミョンだ。ハン尚宮不在で料理対決など有り得ないと反対する
上の人間に対し、ハン尚宮代行チャングムを認める発言をする。

心の中で言う。
「私同様、チャングムの傷付く姿が見たいのよ」と。
この台詞、すごく分かる。
想いを寄せている人間がチャングムを見ている。それを知った私の傷と同じ傷をチャングム
も負って欲しいと。それを見たい。傷付く姿が見たいと。なんだか同調できる場面。
ライバルが傷付く姿を見たい。自分が負った心の傷のように、貴方も味わうべきだ。

そのチャングムは、ハン尚宮が戻らなくて心配で怯えるヨンセンに
「怖くても、前に進むしかない時がある。今がその時よ。」
と言って、勇気付ける。
2人の厚い信頼関係を象徴する場面が描かれている。


2品続けて料理を出したところ、連敗。
料理の腕は一枚も二枚も上のチェ尚宮。さすがに勝てない。
ところが、
母が親友と作った柿酢を使い母への想いを料理で表現したチャングム。
これで、料理に勢いがつき、終には、チェ尚宮に勝利した。
奇跡の結末。野いちごの味こそ最高の料理と答えるチャングム。
王は、その理由を聞き、感動する。「朝鮮一の水刺間の女官だ」と言う始末。

拉致されたハン尚宮もギリギリ間に合ったが、料理は作らなかった。


いよいよ、感涙の世代交代。
21話の感想はこちらをクリックして読んで下さい。


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葵ママ

病床のチョン尚宮様が女官長を呼び出して「宮中へ戻せ。でなけりゃ・・・」と迫るシーンは迫力もんでしたねぇ。あくまでも女官長が目上なのだという態度を保持しつつ静かに丁寧にお話しするチョン尚宮様の様子が、マジでうちの母そっくり。思わず女官長様に同情しちゃいましたよ。ある意味、ヤクザに脅迫されるより怖いかも。

このドラマでは、結構無言の芝居が多いような気がします。こういうシーンでは、もろに役者の力量が試されますね。競い合いを終えて自室に戻ってきたチョン尚宮様。疲れ果ててるけど、「あーホッとした。よかった・・・」という喜びを全身で表してました。役者は背中で芝居が出来てこそ本物だよなーとしみじみ思ったものです。

あと、競い合いはなんと言っても料理が見事でした。その分、裏方も大変だったろーなと思いますが、どれもこれも美味しそうで・・・
by 葵ママ (2008-01-29 22:35) 

ハートウォーミングキッド HWK

裏方、大変だったでしょうね。あれだけの料理を準備しないと
いけない訳ですから。そんな見方をするとは面白いですね。。
無言の芝居。明かりや音楽の使い方である程度かたちに
なるのでしょうけど、されど役者の身体が放つ真実の感情の
誇張が必要ですね。チョン最高尚宮、パク提調尚宮、チェ尚宮、
3人とも、いろいろなことを考えていました。チョン最高尚宮が
お願いに上がった後の2人の表情はさすがでした。
by ハートウォーミングキッド HWK (2008-01-30 23:53) 

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