ジャン・エルマン監督「さらば友よ」（１９６８年・仏） by QX

素晴らしいね。スーパースター、アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンの共演。
ハラハラドキドキの展開。これぞ、サスペンスムービーの傑作だ。
僕が自信を持ってお薦めする。
男の友情、信頼、真実。描かれる見事なまでのダンディズム。
何が何だか・・・、今も頭の中は興奮状態。それでこれを書いている。
ブロンソン演じるプロップの台詞「イェー」が好きだ。「イェー」。
コインをグラスにいっぱいのワインの中に入れて、こぼれるかこぼれないかの賭けをする
警察署での場面は最高だ。渋い。たまらない。こんなオヤジになりたい。
それから、オールドＦＡＮにはたまらない、ブリッジッド・フォッセーがドミニク役で出てくる。
「禁じられた遊び」で、「ミシェール」を連呼した最高のエンディグを思い出さずにはいられない。
大人になって可愛いくなった。
役どころは、可憐で無垢な美女でありながら、実は、ドロン演じるバランを嵌めているという
怖い役だ。
いやー、面白かった。６０年代、７０年代の俳優は巧い。そして、格好いいね。
現代の役者とは異なる不思議な味わいがある。
　　
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