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46~51話:いよいよ最終決戦へ。切り捨てたものは切り捨てられる。そして、淑姫の出産や王妃様の陰謀がチャングムを苦しめる。しかし、医官のあるべき姿をみせるチャングムにまたもや涙した。 [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

王の目が回復し、失明の危機を救う。鍼の後の夜通しのマッサージ。これはスゴイ。目が回復
した後に行う処方説明だけでも感動する。羨むほど頭の回転がいいことが分かる。確信を持つ
ために、徹底的に調べつくし、原因と疑えば足を運ぶ。
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シン主簿が教えていた頃、
「傲慢だ。謙虚さがない。お前は医官には向いていない。必ず落としてやる。」
そう言われたチャングム。
今では、確信を持つまで知識だけで処方を下さず、限りなく100%を目指す医官、いや医女と
なっている。
王の病の治癒は、誤診を明かし、最終決戦が近いことを教えてくれる。
ミン・ジョンホは遂に倭寇とオ・ギョモ大監の密貿易の確証を押さえた。
淑姫(ヨンセン)の元で、「硫黄アヒル事件」の真実を明かすことに悩む王の姿。
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そこには、血が伴い、更に勢力争いでは第2妃の子であり、正当な王の継承者・世子の勢力が
弱まり、王妃の勢力が上がってくる。世子が王に就く事を望む勢力を蹴落とすことになるからだ。
王の妻であるはずの王妃は、王よりも力を持つ可能性が出てくる。そうなれば、妻ではなくなる。
夫として、王として、息子を威嚇するだけの王妃勢力に悩むことになることを恐れる姿が
痛々しい。

ヨルイは、パク尚宮とチェ尚宮の間で悩むことになり、
内医正チョン・ユンスはチェ一族の刺客で命を狙われる。
結局、チャングムに遺書を残し、自決したチョン・ユンス。
チャングムは、その遺書を持っているとして自首を促す。
オ・ギョモは、チェ尚宮とチャングムの関係やハン尚宮の関係を調べさせ、裏切りに動く。

この46話で見て欲しいのは、ココだ。
チャングムはクミョンの元へ来て、
「少しの間、女官だった頃に戻って話をしていいですか?」
「あなたは、家のことよりも自尊心の方が大事なはず。なぜ、ハン尚宮様のやり方で指導を
しているの?お願い自首して。貴女を憎みたくない。憎むのは愛するより辛いことよ。」
プライドは、他人ではなく、自分で踏みにじるもの。
クミョンは、ミン・ジョンホへの愛を掴んだチャングムを許してはいなかった。
最後まで抵抗を見せる。愛した人とうまくいっている人間を少しでも苦しめたいと思う
純粋な感情を僕はすごーく理解できる。

遺書の件で焦るチェ尚宮は、チャングムの母・ミョンイの墓で究極の芝居見せる。
チャングムは心を理解した上で義禁府へ行くよう一蹴しただけだった。

47話では、ヨンロが始末される訳だが、
これで、チェ一族とオ大監の亀裂は決定的になる。力のある者として信じて仕えてきたヨンロの
悲しい最期。全てを知っているから邪魔だ。邪魔者は消す。利用して消す。オ・ギョモも
チェ一族も自分達の利益しか頭にない。腹立たしい。
淑姫が、過去を思い出し、ヨンロの為に涙を流す姿が心を打つ。思い出が美しい涙に変わる瞬間。

47話はこの場面を焼き付けたい。
チェ提調尚宮がクミョンに己を語る場面。
クミョンが、「あそこまでしなくても(殺さなくても)」と発言した後、
なぜ、殺したかを説明する。なぜ、殺したのか?
「ユン尚宮(ヨンロ)を殺したのはお前のためだ。私に何かあっても、お前は自分の身を
守れる。子供だったお前のことを内医正は知らない。」
そして、「聞きなさい」と言って、僕は涙し何度も聞いた台詞が続く。チェ尚宮の善の心。
クミョンを思う心は、ハン尚宮がチャングムに抱いていた感情と同じだった。

Apnaの名曲が、チェ尚宮の心の闇を解き放つ。

苦しい人生を生き抜いてきた女官がここにいた。一族を守れない可能性を悟り、
全てをクミョンに託す言葉。これが遺言のように聞こえる。

オ・ギョモ大監の不正が明かされ、チェ尚宮が偽造した遺書が登場する。
崩壊は目の前まで来た。余裕を失い、悪の結託は完全に崩壊し、後は、処罰を待つだけ。
誰もが驚く一番のサプライズは、死んだはずのチョン・ユンスが生きていたことだった。

感涙の48話の感想は、こちらをクリック。48話は何1つ感想が変わらない。

さらに、49~51話はこちらにて。

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葵ママ

私は医学的な部分に興味を持って観てたので、痘瘡の治療ではチャングムの「私は治療法を見つけたわけではありません。病を敢えて徹底的に病ませてみた方がよいと、観察から悟っただけです」という見解に、「ああ、なるほどねぇ」と感心していました。

感染症で熱が出るのは、ウイルスやバクテリアを叩くための生体防御反応なのです。膿もまた、それらの異物を丸呑みして死に絶えた白血球の残骸。もちろん、あまりにも高熱だったり痛みや痒みがひどいようであれば患者のストレス軽減のためにも何らかの処置をしなければなりませんが、中途半端な解熱をすると逆効果。よって、解熱剤を処方する場合38度とか38度5分を超えたら・・・という条件をつけるのが普通です。

彼女は徹底して患者を“観て”いるんですよね。これまでの治療法や医学書の記載に拘らず、ひたすら謙虚に観察し続ける科学的精神。これを失ったら、駄目なんだよなぁ、と我が身を振り返る毎日です。

by 葵ママ (2008-04-02 22:43) 

HWK

コメントとnice!、ありがとうございます。
生態防御反応は、聞いたことがありました。
アレルギーでくしゃみが出る花粉症も、その1つだとか。
ただ、身体に入ってくる花粉に過敏に反応してしまい激しい
くしゃみになって辛いと。
僕は、医学的な部分で見ていたというよりは、サラリーマンとして
社会を感じながら見ていました。
誰かは誰かで。僕は誰だろうとか。
by HWK (2008-04-10 21:31) 

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