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クミョンがなぜ呪いの札を隠したのか [宮廷女官チャングムの誓い(大長今)]

 「女人天下」を見ていると、「大長今」で、疑問だったことが理解できる。
 疑問と思わなくても、「大長今」はグイグイ引き込まれて見入ってしまうのだけど、
あの「呪いの札事件」を覚えているだろうか?
 クミョンが、政治に関わる瞬間で、チョン最高尚宮が犯人探しをしたあの事件だ。
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 「女人天下」(50話以降)では、王妃が懐妊。更に、第2妃の王子と後宮の王子を含め、
次期王子を決める試験が行われたところだ(66話)。
 なるほど!オ・ギョモやチェ一族は、この正当な世継ぎの後ろ盾にいたという設定だった
のか!
 政治勢力だらけの後宮。
 オ・ギョモは、キム・アンノと手を結んでいたことになる。
 今、第2妃の王子に次期王子が決まったところだが、キム・アンノ(第2王妃の外戚)は、
文定王妃の懐妊を警戒している。
 なぜか?
 今の王妃が大君(王の子)を生めば、その大君が、第2妃の生んだ世継ぎの王子を
脅かす可能性がある訳だ。
 例えば、反正。
 ただでさえ、後宮の王子を王にしたいという勢力だらけで誰もが権力を得ようと必死で混乱
していた時代。いくら、文定王妃が元子を可愛がっているとはいえ、大君を産めば話しは
変わる。
 自分の子が臣下になることを認められるか?
 文定王妃は大妃の地位を得られるか?
 王妃からしてしてみれば、逆罪などの濡れ衣で我子が殺害されるかもしれないと恐れる
はずだ。むしろ、自分の子を王子に・・・と色気も出てくる。
 文定王妃は、第2妃の元子を守る為に宮中に入っている。しかし・・・!
 
 『第3の文定王妃vs,故・第2妃王子勢力』
 
 これが、いずれは、乙巳士禍に繋がる訳だけど。
 だからこそ、王妃に世継ぎになる可能性のない女子を産んで欲しいと願ったのだ。政治的
対立や迫害を避けることができ、自分の地位が守れる。そんな時代背景を知った上で、
改めて「大長今」を見れば、もっと楽しめるかもしれないね。 

 王妃のお腹の子供を女の子に変えるために 「呪いの札」を退膳間に隠すように命ずる。 
 隠す役目は姪のクミョン。
 クミョンは、
『そんなことをしなくても「チェ一族」は料理の腕で十分に最高尚宮の地位の座を
守っていける。私には自尊心があり、これからのし上がろうとするものとは違うのだ。』
とキッパリと断る。
ところが、
チェ尚宮は、『優れているだけでは最高尚宮にはなれない。チェ一族は宮廷を牛耳る勢力が
表立ってできない仕事を引き受けることで、莫大な富を得、繁栄してきた。
これは我が一族の「宿命」なのだ』と容赦なかった・・・。


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